「デイリー部門のバイト、体力的にきついんじゃない?」
「日配品って何?仕事内容がよく分からない…」
「スーパーのバイトって、シフトの融通は利くのかな?」
その悩みこの記事で解決します!
スーパーのデイリー(日配品)部門でのバイトを考えている人も多いでしょう。
でも、実際のところどうなんでしょうか?きついの?楽なの?
仕事内容や待遇が気になる人も多いはずです。
また、他の部門と比べてどうなのか、知りたい人もいるでしょう。
ちなみに筆者の僕はイオンで6年働きました。
6年間で様々な部門を経験し、数百人以上のバイトさんと一緒に働きました!
なので、デイリー部門での経験も豊富です。
そんな僕のリアルな体験談を元に解説します。
この記事を見れば「デイリー部門の仕事内容」や「きつさの実態」、「メリット・デメリット」などが分かります。
(この記事で分かること)
・デイリー(日配品)バイトの仕事内容
・デイリーバイトのきつさの実態
・デイリーバイトのメリット・デメリット
・他部門との比較
デイリー(日配品)バイトの仕事内容【5選】
デイリー(日配品)バイトの仕事内容【5選】
・商品の品出し
・在庫管理
・陳列棚の整理整頓
・商品の値引き作業
・接客対応
①商品の品出し
デイリーバイトの主な仕事は、商品の品出しです。
デイリー部門では、毎日大量の商品が入荷します。
これらの商品を適切な場所に陳列するのが、品出し作業です。
具体的には、牛乳、ヨーグルト、豆腐、パン、惣菜などの日配品を冷蔵ケースや棚に並べていきます。
この作業は、お店の開店前や営業中に行われます。
商品の鮮度や賞味期限に注意しながら、古い商品を前に、新しい商品を後ろに並べる「ローテーション」も重要な作業です。
②在庫管理
デイリーバイトでは、在庫管理も重要な仕事です。
日配品は賞味期限が短いものが多いため、適切な在庫管理が欠かせません。
具体的な作業:
・商品の在庫数を確認
・発注数の調整
・賞味期限切れの商品のチェック
在庫が多すぎると廃棄ロスが出てしまいますし、少なすぎると機会損失になってしまいます。
そのバランスを取るのが、この仕事の難しいところです。
③陳列棚の整理整頓
デイリーバイトでは、陳列棚の整理整頓も大切な仕事です。
お客様が商品を取ったり、戻したりすることで、陳列棚は徐々に乱れていきます。
これを定期的に整理することで、お店の見た目を良くし、お客様が買い物しやすい環境を維持します。
具体的な作業:
・商品を前に寄せる(フェイシング)
・商品のラベルを前に向ける
・乱れた商品を正しい位置に戻す
この作業は地味ですが、お店の印象を左右する重要な仕事です。
④商品の値引き作業
デイリーバイトの重要な仕事の一つに、商品の値引き作業があります。
日配品は賞味期限が短いため、期限が近づいた商品は値引きして販売します。
具体的な作業:
・賞味期限をチェック
・値引きシールの作成と貼付
・値引き商品の専用コーナーへの陳列
この作業は、廃棄ロスを減らすと同時に、お客様にお得に商品を提供するという重要な役割を果たします。
値引き率や時間帯は店舗によって異なりますが、通常は閉店間際や賞味期限当日に行われることが多いです。
⑤接客対応
デイリーバイトでも、接客対応は避けて通れない重要な仕事です。
お客様から商品の場所を聞かれたり、商品について質問されたりすることがあります。
具体的な対応:
・商品の場所案内
・商品の特徴や賞味期限の説明
・お客様の要望に応じた商品提案
デイリー商品は毎日の食卓に直結する商品が多いので、お客様の関心も高く、丁寧な対応が求められます。
また、クレーム対応が必要な場合もあります。その際は、上司や先輩スタッフのサポートを受けながら対応することになります。
デイリーバイトのきつさの実態【5選】
デイリーバイトのきつさの実態【5選】
・体力的な負担
・時間的プレッシャー
・冷蔵庫内での作業
・早朝・深夜シフトの可能性
・接客ストレス
①体力的な負担
デイリーバイトで最もきついと感じるのは、体力的な負担です。
日配品の多くは、ケースや箱単位で入荷します。
これらを運び、陳列する作業は、かなりの重労働になります。
特に、牛乳やジュースなどの飲料は重量があり、連続して作業すると体力を消耗します。
また、立ち仕事が基本なので、長時間の勤務では足や腰への負担も大きくなります。
慣れるまでは、帰宅後の疲労感が強いと感じる人も多いでしょう。
ただし、この体力的な負担は、健康的な体づくりにつながる側面もあります。
②時間的プレッシャー
デイリーバイトでは、時間的なプレッシャーを感じることが多いです。
特に朝の開店準備や、セール前の商品補充などは、限られた時間内に多くの作業をこなす必要があります。
例:
・開店までに全ての商品を陳列する
・お客様が来店する前に売場を整える
・タイムセールの準備を短時間で完了させる
この時間的プレッシャーは、精神的なストレスにつながることもあります。
特に経験が浅いうちは、作業スピードが上がらず焦ることも多いでしょう。
しかし、経験を積むにつれて効率的な作業方法を身につけていくことができます。
③冷蔵庫内での作業
デイリーバイトの特徴的なきつさとして、冷蔵庫内での作業があります。
牛乳、乳製品、豆腐などの要冷蔵商品を扱うため、大型の冷蔵庫内で作業することが多くあります。
冷蔵庫内の温度は通常5℃前後に設定されており、長時間そこで作業すると体が冷えてしまいます。
特に冬場は、店内と冷蔵庫内の温度差が大きく、体調管理が難しくなります。
また、冷気で手が冷えると、細かい作業がしづらくなることもあります。
ただし、多くの店舗では防寒着の着用が認められているので、それを活用することで対策は可能です。
④早朝・深夜シフトの可能性
デイリーバイトでは、早朝や深夜のシフトがあることも、きつさの一因です。
多くのスーパーマーケットは朝早くから営業を開始するため、それに合わせて早朝からの勤務が必要になることがあります。
例:
・朝5時からの開店準備
・深夜0時までの閉店作業
これらの変則的な勤務時間は、体内リズムを崩しやすく、生活への影響も大きくなります。
特に学生アルバイトの場合、授業との両立が難しくなる可能性もあります。
ただし、早朝・深夜シフトは時給が高くなることが多いので、収入面ではメリットになります。
⑤接客ストレス
デイリーバイトでも避けられないのが、接客によるストレスです。
お客様と直接対面する機会が多いデイリー部門では、様々な接客シーンが発生します。
例:
・商品の場所や特徴についての質問対応
・クレーム対応
・混雑時の対応
などがあります。
特に、賞味期限や商品の鮮度に関するクレームは、デイリー部門特有のものと言えるでしょう。
また、接客中は常に笑顔を保つ必要があるため、精神的な疲労も大きくなります。
しかし、接客スキルは社会人として非常に重要なものです。この経験は、将来的に大きな財産になるでしょう。
デイリーバイトのメリット【5選】
デイリーバイトのメリット【5選】
・体力づくりになる
・食品に関する知識が身につく
・接客スキルが向上する
・時給が比較的高い
・シフトの融通が利きやすい
①体力づくりになる
デイリーバイトの大きなメリットの一つは、体力づくりになることです。
前述のように、デイリーバイトは体力的にきつい面がありますが、それは裏を返せば良い運動になるということです。
具体例:
・重い商品を運ぶことで筋力がつく
・立ち仕事が多いので、脚力が鍛えられる
・こまめに動き回るので、持久力が向上する
特に、普段運動をする機会が少ない人にとっては、良い体力づくりの機会になるでしょう。
また、体を動かすことでストレス解消にもなりますし、健康的な生活リズムを作るきっかけにもなります。
②食品に関する知識が身につく
デイリーバイトでは、日々の食生活に役立つ知識が自然と身につきます。
デイリー部門で扱う商品は、私たちの日常的な食生活に直結するものばかりです。
具体例:
・様々な商品の賞味期限や保存方法
・季節ごとの旬の食材
・新商品の特徴や使い方
などの知識が自然と身につきます。
これらの知識は、自分の食生活を豊かにするだけでなく、将来的に家族の健康管理にも役立つでしょう。
また、食品ロスの問題や、環境に配慮した商品についても学ぶ機会が多くあります。
これらの知識は、社会人としての教養を高めることにもつながります。
③接客スキルが向上する
デイリーバイトを通じて、接客スキルが大きく向上します。
デイリー部門は、お客様と直接対話する機会が多い部門の一つです。
日々の接客を通じて、
・丁寧な言葉遣い
・適切な対応の仕方
・クレーム処理のスキル
などを自然と身につけることができます。
これらの接客スキルは、将来どんな職業に就いても必ず役立つ、非常に重要なスキルです。
特に、難しい要望やクレームへの対応経験は、社会人になってからも大いに活きてくるでしょう。
また、多様なお客様と接することで、コミュニケーション能力全般の向上も期待できます。
④時給が比較的高い
デイリーバイトの魅力の一つに、比較的高い時給があります。
デイリー部門は、スーパーマーケットの中でも重要な部門の一つです。
そのため、他の部門と比べて時給が高めに設定されていることが多いです。
特に以下の勤務時間は、割増賃金が付くため、さらに高い時給になります。
・早朝勤務
・深夜勤務
・休日勤務
学生や副業として働く人にとっては、効率よく稼げるバイトと言えるでしょう。
また、経験を積むことで時給がアップする制度がある店舗も多いです。
長期的に働くことで、さらに高い収入を得られる可能性があります。
⑤シフトの融通が利きやすい
デイリーバイトの大きな利点として、シフトの融通が利きやすい点が挙げられます。
スーパーマーケットは基本的に年中無休で営業しているため、働ける時間帯が非常に幅広いです。
例えば、
・授業の空き時間を利用した短時間勤務
・土日だけの勤務
・夏休みなどの長期休暇中の集中勤務
など、自分のライフスタイルに合わせた働き方が選べます。
特に学生にとっては、学業との両立がしやすい環境だと言えるでしょう。
また、急な予定変更にも比較的柔軟に対応してもらえることが多いです。
ただし、繁忙期や人手が足りない時期は、希望通りのシフトが組めないこともあるので注意が必要です。
デイリーバイトのデメリット【3選】
デイリーバイトのデメリット【3選】
・体力的な負担が大きい
・責任が重い
・不規則な勤務時間になりやすい
①体力的な負担が大きい
デイリーバイトの最大のデメリットは、体力的な負担が大きいことです。
先ほどメリットとして体力づくりになると述べましたが、裏を返せばそれだけ体力を使う仕事だということです。
具体的には、
・重い商品の搬入や陳列作業
・長時間の立ち仕事
・冷蔵庫内での作業による体の冷え
などが挙げられます。
特に、アルバイト開始直後は体の疲れが強く、日常生活に支障が出ることもあります。
また、腰痛や足の痛みなどの身体的な問題が生じるリスクも高くなります。
体力に自信がない人や、運動が苦手な人にとっては、大きなハードルになる可能性があります。
②責任が重い
デイリーバイトでは、商品の品質管理に関する責任が重くなります。
デイリー商品は賞味期限が短いものが多く、鮮度管理が非常に重要です。
具体的には:
・商品の賞味期限チェック
・適切な温度管理
・傷みや変色のチェック
などの作業があります。
これらの作業で見落としがあると、お客様に迷惑をかけたり、最悪の場合は食中毒などの事故につながる可能性もあります。
また、在庫管理も重要な責任の一つです。発注ミスや在庫の見落としは、機会損失や廃棄ロスにつながります。
このような重い責任は、特に経験の浅いバイト店員にとってはストレスの原因になることがあります。
③不規則な勤務時間になりやすい
デイリーバイトのデメリットの一つに、不規則な勤務時間が挙げられます。
スーパーマーケットは早朝から深夜まで営業していることが多く、それに合わせてシフトが組まれます。
そのため、
・早朝勤務(例:5時開始)
・深夜勤務(例:22時終了)
・分断シフト(例:10時-14時と18時-22時)
など、生活リズムが乱れやすい勤務形態になることがあります。
特に学生の場合、この不規則な勤務時間が学業に影響を及ぼす可能性があります。
また、友人や家族との時間が取りにくくなるなど、プライベートライフにも影響が出ることがあります。
さらに、シフト制のため、毎週の勤務時間が変動し、収入が安定しないこともデメリットの一つです。
デイリーバイトと他部門との比較【3選】
デイリーバイトと他部門との比較【3選】
・レジ部門との比較
・青果部門との比較
・精肉部門との比較
①レジ部門との比較
デイリー部門とレジ部門を比較すると、仕事内容や求められるスキルに違いがあります。
<デイリー部門の特徴>
・商品知識が必要
・体力的な負担が大きい
・作業の自由度が高い
<レジ部門の特徴>
・計算能力が必要
・接客が中心
・立ち仕事が多い
デイリー部門は商品管理が中心なのに対し、レジ部門は金銭管理が中心となります。
また、デイリー部門の方が比較的自由に動き回れるのに対し、レジ部門は一定の場所に固定されての作業が多くなります。
時給に関しては、一般的にデイリー部門の方が若干高めに設定されていることが多いです。
②青果部門との比較
デイリー部門と青果部門は、
共通点も多いですが、いくつかの違いがあります。
<デイリー部門の特徴>
・加工食品が中心
・冷蔵作業が多い
・賞味期限管理が重要
<青果部門の特徴>
・生鮮食品が中心
・産地や旬の知識が必要
・見た目の良さが重要
両部門とも鮮度管理が重要ですが、デイリーは賞味期限、青果は見た目や触感で判断することが多いです。
また、青果部門の方が季節変動が大きく、その時々で扱う商品が大きく変わります。
体力面では、青果部門の方が重量物を扱うことが多いため、より体力が必要とされる傾向にあります。
③精肉部門との比較
デイリー部門と精肉部門は、仕事の専門性や環境に大きな違いがあります。
<デイリー部門の特徴>
・多種多様な商品を扱う
・包装済み商品が多い
・冷蔵作業が中心
<精肉部門の特徴>
・肉の加工技術が必要
・衛生管理が特に重要
・包丁など危険な道具を使用
精肉部門は専門的な技術や知識が必要で、バイトでも簡単な加工作業を任されることがあります。
一方、デイリー部門は比較的簡単な作業から始められるため、初心者でも取り組みやすい部分があります。
また、精肉部門は血や脂肪を扱うため、苦手な人にはハードルが高い場合があります。
デイリー部門はそういった面でのストレスは少ないでしょう。
時給に関しては、精肉部門の方が専門性が高いため、若干高めに設定されていることが多いです。
【補足】デイリーバイトを始める前に確認すべきこと
デイリーバイトを始めようと考えている方に、いくつか確認しておくべきポイントをお伝えします。
まず、自分の体力と相談することが大切です。
立ち仕事や重い物を持つ作業が多いので、体力に自信がない人は少し考える必要があるかもしれません。
また、シフトの融通がどの程度利くのかも確認しておきましょう。学業や他の予定との両立ができるかどうかは重要なポイントです。
さらに、店舗によって扱う商品や作業内容が少し異なることもあるので、面接時に具体的な仕事内容を聞いておくと良いでしょう。
ちなみに私がイオンで働いていた時は、新人でも丁寧に指導してくれる環境でした。初めてのバイトでも安心して始められると思います。
デイリーバイトは大変な面もありますが、やりがいのある仕事です。自分に合っているかどうか、よく考えて決めてくださいね。
最後に(まとめ)
まとめるとこうなりました。
デイリー(日配品)バイトの仕事内容【5選】
・商品の品出し
・在庫管理
・陳列棚の整理整頓
・商品の値引き作業
・接客対応
デイリーバイトのきつさの実態【5選】
・体力的な負担
・時間的プレッシャー
・冷蔵庫内での作業
・早朝・深夜シフトの可能性
・接客ストレス
デイリーバイトのメリット【5選】
・体力づくりになる
・食品に関する知識が身につく
・接客スキルが向上する
・時給が比較的高い
・シフトの融通が利きやすい
デイリーバイトのデメリット【3選】
・体力的な負担が大きい
・責任が重い
・不規則な勤務時間になりやすい
デイリー(日配品)バイトは、確かに体力的な負担や責任の重さなど、きつい面もあります。
特に、商品の品出しや在庫管理、冷蔵庫内での作業など、体力を使う仕事が多いのが特徴です。
また、早朝や深夜のシフトがあることも、きつさの一因となっています。
しかし一方で、体力づくりになることや、食品に関する幅広い知識が身につくなど、メリットも多くあります。
さらに、接客スキルの向上や比較的高い時給など、将来的にも役立つ経験を積むことができます。
デイリーバイトを始めるかどうか迷っている方は、自分の目的や生活スタイルとよく照らし合わせて検討してみてください。
体力に自信がある方や、食品業界に興味がある方には特におすすめです。
また、学生の方でも、シフトの融通が利きやすいので、学業との両立も可能でしょう。
最後に、私の経験から言えることは、デイリーバイトは確かに大変ですが、その分やりがいも大きい仕事だということです。
チャレンジ精神旺盛な方には、ぜひ一度経験してみることをおすすめします。
最後までご覧頂きありがとうございました。